【AGA治療の基本的アプローチ】認められている3つの薬と発毛効果

AGA治療の基本アプローチ

【AGA治療の基本的アプローチ】認められている3つの薬と発毛効果

AGA治療の基本的アプローチは医薬品による薬治療

症状や原因、毛周期との関係性といったAGAのメカニズムをひと通り理解できたら、次は「どんな方法がAGA治療にはあるのか?」その方法について具体的に紹介していきたいと思います。

もしも、まだAGAについてそこまで分かっていないよ!という人は、先に次の記事をチェックしてみてください。

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AGA治療にはいくつかの方法がありますが、ざっくり分けると次の4つに分類されます。

  • 医薬品による薬治療(フィナステリドを飲む・ミノキシジルを頭皮に塗るなど)
  • 頭皮に発毛成分を直接注入するメソセラピー治療(ハーグ療法・育毛メソセラピーなど)
  • 自分の毛髪を移植する植毛手術(自毛植毛FUT法・自毛植毛FUE法・人工毛植毛など)
  • 自分の細胞を使った発毛手術(ケラステム毛髪再生・ダブルマトリックス・リジェネラなど)

それぞれの治療方法については、別のカテゴリーで詳しく書いていこうと思いますが、ここではAGA治療の中でも最もベーシックな方法である「医薬品による薬治療」について説明していきたいと思います。

ハヤシ先生

ちなみにメソセラピー治療や植毛手術を受ける場合であっても、多くのクリニックではここで紹介している薬を併せて服用することを勧めています。必ず内容については知っておいてくださいね!

【フィナステリド】抜け毛を防ぐ

フィナステリドを主成分とするAGA治療薬プロペシア

まず最初に紹介するのがフィナステリドです。

正確に言うとフィナステリドというのは成分名であり、それを主成分とする薬がプロペシア。AGA治療で一番使われている種類の薬ですね。

MEMO

フィナステリドを主成分とする治療薬はプロペシア以外にもあり、フィンペシアやエフペシア、フィナロ、フィナバルド、フィライド、ハリフィンなどメジャーなモノから海外の怪しいモノまで色々な種類があります。

フィナステリドの効果は「抜け毛を防ぐこと」。

もう少し専門的に説明すると、毛乳頭で分泌される5αリダクターゼⅡ型という酵素の働きを抑え、テストステロンが悪玉の男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)に変化することを防いでくれるという効果があります。

フィナステリドの効果

男性ホルモン(テストステロン)が5αリダクターゼⅡ型と引っ付いて、悪玉の男性ホルモンであるDHTに変化することを防ぎます。

DHTの発生が抑えられることで毛母細胞への攻撃がストップ、毛周期が正常に戻るため毛髪が太く長く成長することにつながります。

プロペシアはAGAクリニックであれば多くのクリニックで取り扱いがあり、薄毛治療をおこなうにあたっては必須の治療薬と言えます。

ハヤシ先生

なお、フィナステリドで抑えられるのは5αリダクターゼⅡ型の働きのみで、5αリダクターゼⅠ型の働きを抑えることはできません。Ⅰ型の働きを抑えられるのはこの後のデュタステリドですね。

【デュタステリド】より抜け毛を防ぐ

デュタステリドを主成分とするAGA治療薬ザガーロ

次に紹介するのがデュタステリドです。

何となくフィナステリドと言葉のゴロが似ていますが、フィナステリドの兄貴分のような薬です。デュタステリドというのは同じく成分名であり、これを主成分とする代表的な薬はザガーロになります。

ザガーロはプロペシアよりも新しい薬で、2015年9月28日に厚労省から製造販売承認がなされ、2016年6月13日からザガーロの発売が開始されました。ちなみにプロペシアは2005年10月11日に承認取得、2005年12月14日に発売開始となっています。

主成分 フィナステリド デュタステリド
主な治療薬 プロペシア(2005年12月発売) ザガーロ(2016年6月発売)
働 き 5αリダクターゼⅡ型の働きを阻害 5αリダクターゼⅡ型とⅠ型の働きを阻害

デュタステリドとフィナステリドの違いは、フィナステリドが毛乳頭で分泌される5αリダクターゼⅡ型という酵素だけの働きをブロックするのに対して、デュタステリドは5αリダクターゼⅡ型に加えて、皮脂腺から分泌される5αリダクターゼⅠ型の働きも同様にブロックできるという点。

デュタステリドの効果

デュタステリドの方がⅠ型とⅡ型の両方の酵素を抑えられるので、よりDHT(ジヒドロテストステロン)の発生を抑えられます。

そのためⅠ型とⅡ型の両方を抑えてくれるザガーロの方が、DHTの発生をフィナステリドよりも抑えてくれる、つまり抜け毛を防いでくれる効果が高いと言われています。

マナブ君

へぇー、後発のザガーロの方がプロペシアよりも良さそうだね!

ハヤシ先生

確かにザガーロは抜け毛防止の効果は高いと言われているんだけど、プロペシアよりも副作用の確率が少し高かったり、治療薬の値段が高かったりするよ。

AGAクリニックでの使用実績もまだ少ないので、現場ではまだプロペシア(フィナステリド)の方がAGA治療の主軸になっているね。

【ミノキシジル】血管を拡張させる&血管を新しく作る

ミノキシジルを主成分とするAGA治療薬リアップとノキシジル

3つめに紹介するのがミノキシジル

ミノキシジルを主成分とする製品名は、身近なところで言うと大正製薬から発売されているリアップ(写真左)だと思います。CMも流れていますし、ドラッグストアにも販売コーナーがありますよね。リアップは頭皮に付ける薬(外用薬)です。

ちなみに海外ではロゲインという商品が、ミノキシジルを主成分とする発毛剤(液体タイプや泡タイプ)として販売されています。

そして写真右はノキシジルという商品名で、ミノキシジルを主成分とするタブレット(通称:ミノタブ)です。

このようにミノキシジルにはリキッドタイプ(液体タイプ)やフォームタイプ(泡タイプ)、タブレットタイプなどいくつかの種類(形状)があります。

なお、フィナステリドやデュタステリドについてはタブレットタイプが基本で、頭皮に付けるタイプはあまりありません。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルには血管を拡張させる作用や、成長因子の分泌をうながして血管を新生させる作用があります。

ミノキシジルには血管を拡張させる作用があり、加齢やストレスの影響で細くなってしまった頭皮の毛細血管を広げてくれます。

この作用によって毛根に到達する血流量がアップ、毛髪を作るために必要な栄養素をきちんと取り込むことができるようになるため、発毛がうながされ、いま生えている髪の毛も太くなります。

他にも、ミノキシジルには細胞を直接刺激して毛細血管を作る成長因子の分泌をうながす作用があります。毛細血管が増えることで「新しい血液の通り道」が作られ、発毛がうながされるというわけです。

AGA治療で使用する基本的な3つの薬と効果

ここまで紹介してきた3つの成分と効果をまとめます。

成 分 効 果
フィナステリド 酵素(5αリダクターゼⅡ型)の働きを阻害しDHTの発生を防ぐ
デュタステリド 酵素(5αリダクターゼⅡ型+Ⅰ型)の働きを阻害しDHTの発生を防ぐ
ミノキシジル 血管を拡張させ細胞に多くの栄養を届ける&毛細血管を新たに増やす

AGA治療では

  1. フィナステリドまたはデュタステリドによって抜け毛を防ぐこと
  2. ミノキシジルによって毛髪を成長(発毛・育毛)させること

この2方向から治療をおこなうことが基本になります。

マナブ君

フィナステリドとデュタステリドって、両方を同時に飲めば効果も高くなるものなの?

ハヤシ先生

基本的に併用して使うことはないよ。AGAクリニックではまずフィナステリドを使ってみて効果が薄ければ、次はデュタステリドに切り替えてみるといった感じで治療を進めていくケースが多いよ。

もちろん本人の希望や、過去にフィナステリドを使っていたが効果を実感できなかったなどの理由があれば、最初からデュタステリドで治療をスタートすることもあります。

このあたりの治療方針はクリニックの医師や患者によっても違いますね。

恐らくこれから初めて薄毛治療を行う場合は、多くの人が「フィナステリド+ミノキシジル」でAGA治療をスタートさせることになると思います。

もちろんフィナステリド単体やミノキシジルのみで治療を受けることもできます。

ですが、フィナステリドとミノキシジルの2つの成分は、作用が異なるので相乗効果が期待でき、特に理由がない限りは組み合わせて治療をおこなうことがベターですね。

育毛剤や育毛シャンプーなどはプラスαで考えよう

育毛剤や育毛シャンプーはプラスαで考えよう!

AGA治療において、育毛剤育毛シャンプーも全く使わないよりは使ったほうが良いのは間違いありません。

薄毛の予防や症状が現れ始めた初期段階であれば、それだけを使用してもイイと思います。

ただ、市販されている育毛剤や育毛シャンプーには、フィナステリドやミノキシジルほどの育毛・発毛効果は認められていません。

育毛剤の効果としては薄毛を予防したり抜け毛を減らしたり、頭髪環境を良くしたりといったぐらいの効果です。

トンガリ君

CMや広告を見るとすごい生えそうなイメージを受けるけど、それは違うってこと?

ハヤシ先生

そうなんだよ。医師の処方が必要な医薬品と、誰でもネットや店頭で購入できる育毛剤や育毛シャンプーでは、効果が全く違ってくるのは当たり前と言えば当たり前だよね!

唯一、発毛剤として効果が認められていて市販されているのは、先ほど紹介したリアップ(外用薬)ですが、これも誰もがすぐに購入できるわけではありません。

リアップの購入には薬剤師さんによるチェックが必要

リアップは「第1類医薬品」に分類されていて、薬剤師さんから効果や使用方法、注意点、副作用などの説明を購入前に書面で受ける必要があります。

ちなみに外用薬よりも効果の高い内服薬(ミノキシジルタブレット)は医師による診察や処方が必要になります。

考え方として大事なのは、フィナステリドやミノキシジルがAGA治療のベースであって、そのプラスアルファとして育毛剤や育毛シャンプーがある、ということです。

ハヤシ先生

育毛剤や育毛シャンプーをメインでいくら使ったところで発毛効果は限定的です。両者の位置付けについては間違わないようにしましょう!

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